前回も紹介したグローバルネット通販のNET-A-PORTERですが、AR(拡張現実)を使ったARショーウィンドウのイベントで盛上げているそのエキサイティングさがすごく大事だってことを伝えたかったのですが、実はこの一連の企画の本質はそのイベントの刹那的なエキサイティングではなく、その先なんです。

NET-A-PORTERは日本からもネット通販なので購入できるのですが、このストアをご存知でしたか?

ファッション好きの一部の人には知られていても、そのサイトの会員にまでなるのは人に勧められたりよほど欲しいものがそこにしかないとか便利でないとなかなか買わないですよね。

買うものが決まっていればググったりAmazonで探した方が早くて安いですし。

オンラインにせよオフラインにせよ、同社のサービスを使いたくなる何かスペシャルなものがなければ買わないとすれば、この企画のスペシャルはなんなのでしょうか?

このイベントに集まっている人達はみなスマホやタブレットをもって覗き込んでいます。それはただカメラをかざしているのではなく、デバイスの中にある“アプリ”を立上げて見ているんです。

オフラインのリアルストアではPOPやチラシ、オンラインのバーチャルストアではバナー広告やメルマガという従来の印刷やウェブだけでは届いていかないモバイルの時代、この“アプリ”をインストールしてもらうことが重要なカギとなってきます。

星の数ほどあるウェブサイトの中からブックマークを付けてもらうのは書店の中で本を見つけてもらうくらい冒険的なことです。仮にブックマークしてもらってもお蔵入りも少なくありません。

方や誰もが持ち始めたスマホやタブレットですが、平均インストールアプリ数は40〜60個と言われています。星の数ほどあるウェブサイトから抜け出し選ばれる為のビジネスの椅子穫りゲームです。

ブックマーク以上にユーザーの‘手の中’ですぐ指先でタップしてもらえるそのポジションをどうすれば獲得できるのか?

ブックマークされ、あわよくばホーム画面やメルマガ登録してくれることを祈りながら待つのか、それともアプリを作ってそのポジションを穫りにいくのか、ストアやメーカーなどブランドは今そのメディア戦略の岐路にあります。

もはや「続きはウェブで」から、「続きはアプリで」へ、と時代はシフトし始めています。

つまり、アプリで“スペシャル”をオファーすることが、この事例の企画から学べる本質だと思います。

ARで見せる拡張現実のギミックもスペシャルではあれそれはイントロであり、本当のスペシャルはそのアプリをインストールした先にある、ということなんです。

最後にこのNET-A-PORTERがアプリを使ったデジタルマーケティング戦略で最も優れていると思うのは、カタログアプリと並行してブランドマガジンアプリも出していることです。

このブランドマガジンのアプリは動画も入っていて雑誌のように楽しめて、僕のように最初から買うのが目的でないユーザーもオンラインコンテンツと連動しているところを見たいためにそこで会員登録を何気なくさせてしまいます。

やはりショッピングとは、見て触ることを楽しんでから、買いたい時に買うというユーザーのExperienceやEnjoyが先にあってこそExcitingもあると思うので、この手法そのものにエキサイティングしてしまいます。

 

プロモーション企画の『AIDEA』のEを最大化するのがエスモが提供する『モーションマガジン』のアプリです。この事例に出て来たようなARアプリとカタログアプリとマガジンアプリを一つにクロスさせる、そんな新しいアプリとプロモーション戦略でこの椅子取りゲームを勝ち上がりませんか?

アプリをインストール促進のAR(拡張現実)施策はコチラ→http://smotion.jp/solutions/ar