最近電車の中でスマートフォンやタブレットなど急増していますが、何を見ているか観察してみるとソーシャルネットだったりゲームだったり読書だったり多種多様です。

中でも映画やテレビを見てる人が増えてきているように見えます。

スマートデバイスを持っていればいつでもどこでも読書が出来るBook On Dmandが実現しますが、通勤時に映画やテレビを観るVideo On Demandが着実に日常に入り始めているようです。 

そんな中、先週ビックサイトで電子出版エキスポがありました。

前回こちらのウェブマガジンでも取り上げました楽天の電子書籍端末「Kobo」の発売がこの展示会の大きな話題となり、楽天ブースには多くの人で溢れ誰もがkoboを触っていました。

観ていると誰もがつまんだり突っついたりスマートフォンやタブレットでの指使いをしていて、マウスをクリックする習慣と同様にタッチパネル操作は一般的になってきていることを改めて面白く思いました。海外のスマフォ普及よりもガラケー日本は市場の成長が遅れていましたが、既に学生の90%はスマートフォンになったとも聞いてます。しばらくすれば若い世代の読書スタイルに電子書籍はごく当たり前になるどころか、海外よりも通勤時間の長い日本はこの分野が急成長するのではないでしょうか。

でもなぜ電子書籍元年と呼ばれてすでに3年も経った今更なのか?

一つはスマートフォンやタブレットの普及がアジアを含む海外に遅れていたことと、AmazonやAppleの国内市場への参入を既存の出版社や書店など既得権者が鎖国のごとく抵抗を続けてきたからという見方もあります。

しかしAmazonやAppleの電子書籍日本市場への年内参入はほぼ確実となる中、楽天はカナダのKoboを買収して迎え撃つわけです。皮肉なことに楽天自身が黒船よりも先に国内既存出版業界に脅威を与えることとなりました。

ただ、これは単に書籍が上着のポケットに入るくらい軽くて小さくて安い端末に何千冊ものデータをいつでもどこでも楽しめるBook On Demandが、あたかもウォークマンからiPodへ移り変わっていったような現象が音楽に続いて書籍の世界でも起きようとしている時代の趨勢に過ぎないのかもしれません。

更に、今日本で騒がれている電子出版の話題は文字中心の書籍で、雑誌はまだまだここでの議論の中核の外にあって本当のエンターテイメントな面白さはまだ語られてないと思ってます。

一方、冒頭に触れた映像の世界ではまず海外からHuluというテレビや映画が見放題のサービスが市場を覚醒化させ、これからDocomoやauも参入してVideo On Demandの覇権争いは多いに荒れそうです。そこではもはや既存の民放テレビ局は一つのチャネルに過ぎなくなっていくかもしれません。韓国製のインターネットテレビが世界で売れているようですが、そこでは既にリモコンでなくポインターで操作するようになっているようで、スマフォやタブレットを子機のようにしてタッチパネルで操作するのも当然のようになっていくのでしょうし、恐らくチャンネルはアプリのアイコンにようになっていくかもしれません。

さて、長々とスマートデバイスとBook On DemandやVideo On Demandの関係について語ってきましたが、僕たちエスモは改めてMagazine On Demandを目指していく気持ちを強めました。そして、それは既存にある雑誌をデジタルに置き換える技術や市場のことではなく、もっと新しいメディア創出や市場の可能性が広がっていると考えてます。

例えば雑誌と音楽の融合です。

まさにiPodの誕生で音楽が一曲ごとMusic On Demandになって新しいメディアと市場が拡がったように、僕らエスモはそんな新しいマガジンスタイルを創っていけたらと思います。

新しい技術と市場がやってきます。

既存の置き換えや、限られたパイの取り合いにエネルギーを消費することなく、新しいメディア創造に向かって挑戦していけるまたとないチャンスがやってきました!