みなさんこんにちは。エスモの佐々木(@KAZUGIMI)です。

巷では23日にiPad miniが発表されるのではないかともちきりですが、みなさんはこのiPad mini、どう感じていますでしょうか?

 

iPad mini」の発表会は17日? 米で報道  :日本経済新聞

最近飛ばしの多い日経ですが・・・

もちろん私も新しいApple製品が発表されるというのはワクワクしますし、楽しみなのですが、ただ未だにジョブズの言っていた

「9.7インチより小さいタブレットでは文字の入力やアイコンのタップなどが犠牲になる」といった趣旨の主張が引っかかっています。

普段からiPadをヘビーユースしている私たちエスモーションですが、やはりキーボードはランドスケープで持った時の方が断然打ちやすい。

縦持ちにしたとたんおぼつかなくなってしまいます。このまま発売されちゃって本当に大丈夫なのでしょうか?

というわけで今回はiPad miniに際してAppleに望むことを考えてみました。

 

1.iOSのiPad mini用へチューニング

これが一番大きいことかもしれません。

Appleの最大の魅力はハードウェアとソフトウェアが一体となっていること。仮に7インチのタブレットが発売されるとして、そのiPhoneと現行iPadの中間の大きさであればiOSの表示はどうなるのでしょうか?アイコンの大きさは?ボタンの大きさは?現時点でiPad mini用に最適化するような連絡がデベロッパーには届いていません。ということはiOS6に関してはこの1ヶ月以内に変更があることはありえません。となると新しい解像度の新しい端末が出るというのに、OSはそのまま、ということになってしまいます。iPhone 5の画面サイズに関してもおそらくかなり慎重なOSのアップデート、ハードウェアの設計がなされたと思いますが、そういった情報がほとんどないまま新しい端末が発表されるということは今までのAppleにはなかったことです。市場が求めているからという理由は最もシンプルで力強いものですが、「それっぽいもの」を出してそこそこ売れるような企業はAppleの精神に反しているような気がしてなりません。

 

2.解像度問題の解決

これもOSの話に近いと思うのですが、タブレットやスマホを取り扱っている企業にとって死活問題となっているのが、解像度の問題。同じ画角だったらまだしも、アスペクト比が端末によって全然違います。Androidは特に顕著です。お陰でウェブデザイナーやデベロッパーは使用する言語やフォーマットに非常に頭を悩ませているというのは開発に携わっている人でなくても知っていることだと思います。タブレット、スマホと言っても一つではないということは、コンテンツを作る際のコスト高にも繋がります。今までその点においてひじょうにシンプルだったのがiPadです。もちろんレティナ対応というものはあるかもしれませんが、iPadに対しては同じ解像度を前提としていればよかったのです。それがiPadが開発サイドから見て魅力的だった理由だと思います。そこへ新しい解像度の端末を供給するとなると再び混乱が生じます。7インチの画面で見ても見やすいウェブサイト?アプリケーション?こういったものへの対応が情報として出てきていないことも、実は私がiPad miniを懐疑的に見ている理由です。

3.iBooks Storeの再構築

おそらく、7インチiPadの使われ方として最も多くなるであろうものが「読書」だと思います。もちろんゲームや映画を見るのであれば大画面、SNSやカメラはiPhoneと自然に使い分けられるため、今の時点でどこにおさまるかと言えばテキストを読むこと、です。そうなった時に忘れ去られているのがiBooks Storeです。アメリカでサービスがスタートしてから、今まで、全くといっていいほど未対応地域へのアクションが見られませんでした。これがiPadのボトルネックになっていることは明らかです。iPadは非常に魅力的で便利な端末であることは間違いないのですが、一つ欠けているとしたら、この「読書体験」が不便であるということだと思います。自分の読みたい本を端末から購入し、iPhoneでも、異なるサイズのiPadでもシームレスに読むことができたらとても便利だと思います。ということでクリスマス商戦を控えているという理由はもっともなのですが、その前にこの端末の存在理由を明確にさせる iBooks Storeのリニューアル等、動きがなければ、それこそ言われたから7インチ作りました、みたいな展開になってしまうと危惧しています。

最後に

ということでApple信者と思われても仕方がないような内容になってしまいましたが、数字やスペックだけが必要だと言われているからと言って、ラインナップを複雑化するようなことはAppleの「Think Simple」の精神に反すると感じています。もちろん新しい製品が本当に発表されるのであればそれはそれで楽しみですが、その前にサービスやOSがあってのiPadだと思うので、いい意味で私たちの期待を裏切ってほしいものだと思います。

佐々木